※今回比較するのはiPhone(iOS 4.3)とAndroid携帯(Android 2.3)です(2011年6月現在)
また、JailBreak(脱獄)、root化は行っていないものとします
iPhoneとAndroid携帯にはどちらにもメリット・デメリットがあり、どちらか一方が優れている、っということはありません。
購入する際はこの点に注意し、しっかりとメリット・デメリットを理解する必要があります。
違いを大まかに、抽象的に例えるならば
iPhoneは敷かれたレールに沿って進む感じAndroid携帯は自分で自由にレールを敷いていく感じです。
■ Android携帯のメリット ● ウィジェットが使える ウィジェットとはホーム画面に
カレンダーや
天気、
便利機能を貼り付けられる機能です。
いちいちアプリを起動させることなく、ホーム画面を見るだけでスケジュールや天気がわかるので非常に便利です。
また、音楽プレイヤーやタップすることで設定を変更できるのもあります。
● ホームアプリを自由に選べる iPhoneのホーム画面は、みんな似たような感じになりやすいです。
しかし、Androidではホームアプリを自由に選べるので、
自分好みの個性豊かなホーム画面にすることができます。
ホームアプリには、さらに
テーマを選べたり、
アイコンを自由に変更できるものがあります。
また、Androidには
ライブ壁紙というのがあり、
背景が動くホーム画面にすることもできます。
● Flashが動く パソコンと同様に
Flash Playerをインストールすることができます。
ですので、
パソコンと同じようにWeb上のFlashコンテンツを表示することができます。
ビジネスマンや
就職活動生には有り難い機能だと思います。
● ファイル管理ができる Android端末のほとんどに挿入できる
SDカードや
端末内のファイルを
パソコンの
エクスプローラーと同じように管理することができます。
また、USBホスト機能を持つ端末は、
USBメモリなどを読み込むことができるので
電車内などの外出先で、携帯端末にUSBメモリを接続することで
Wordや
Excel、
PowerPointなどの観覧や
編集(専用のアプリが必要)ができます。
● その他 iOSはiPhoneにしか搭載されていませんが、
Androidは様々な端末に搭載されています。
そのため、自分の好みにあった
デザインや
機能、
キャリア(携帯会社)を自由に選ぶことができます。
例えば
「赤外線、ワンセグ、おサイフの機能が付いているこの端末を買おう」っといった具合で選ぶことができます。
iPhoneは修理が必要になったり故障した場合、Appleでの修理になるので
高額の修理代を請求されてしまいます。
対してAndroid携帯の場合、
キャリアの故障保証が効く場合が多いです。
ですので、壊れても
格安での修理や新品と交換することができ、
代替機の利用もできます。
iPhoneを使っているユーザの不満点の一つに、日本語変換能力の低さがあります。
しかし、Androidは
日本語入力支援アプリが多数あるので、変換精度の高いものを選ぶことができます。
また、顔文字や過去にコピーしたワード、連絡先などを楽に貼り付けられる
マッシュルームという機能もあります。
Androidの有料アプリはiPhoneの有料アプリと比べて
値段が安い傾向があります。
人気ゲームアプリ"Angry Birds"はiPhoneでは有料ですが、Androidでは無料です。
また、アプリの公開に審査は必要ないので、
自由性の高いアプリが多数あります。
他にも、
アプリ間で共有ができたり、
通知機能がわかりやすいなどのメリットがあります。
■ iPhoneのメリット ● 動作がなめらか iPhoneはAndroid携帯と比べて
動作が非常になめらかです。
これは、アニメーションの描写の仕方が上手く、視覚的にスムーズに動作しているように見えるからです。
ブラウジング(ウェブを観覧すること)のスピードも速く、
ストレスを感じさせません。
現時点でiPhoneほど動作がなめらかなAndroid端末はまだまだ少ないです。
また、
タッチ感度もiPhoneの方に軍配が上がるAndroid端末がほとんどです。
● セキュリティ面での安全性が高い iPhoneのアプリは、
公開にAppleの厳密な審査が必要な公式のApp Storeからでしかインストールできません。
ですので、
インストールできるアプリは安全性が確保されています。
それに対してAndroidのマーケットは審査されておらず、アプリのインストールは公式マーケット以外からもできます。
その自由性から、最近Androidを襲うウイルスが増えていますが、iPhoneではその心配は今のところありません。
● エンターテイメント系アプリが多く、品質も高い iPhoneのマーケットには
ゲームや
音楽制作系アプリが多数存在し、
品質も高いです。
例えば、現時点でAndroidの麻雀アプリは数えるほどしかありませんが
iPhoneではかなりの数があり、グラフィックが美しいものも多いです。
● 簡単にiTunesと同期できる AndroidでもiTunesとの同期はできますが、手間が掛かります。
対してiPhoneでは初期設定で同期することができ、
音楽の同期も楽々できます。
同じAppleが提供しているので、
iTunesとのサービスの互換性が高いです。
● その他 Androidは様々な端末が発売されているため、OSが同じでも端末によってバージョンやファームウェアが異なります。
その影響で端末によってアプリが使えなかったり(相性問題)、OSのバージョンアップがされなかったりします。
対して、iPhoneは端末も全てAppleが開発しているので、
相性問題が起こる可能性は低いです。
また、バージョンアップもほぼ全ての端末にサポートされています。
有料アプリを買う際、Androidの場合はクレジットカード支払いか電話料金と同時請求になります。
iPhoneはクレジットカード払いも可能ですが、
コンビニなどに売っているプリペイドを買うことでも支払い可能です。
ですので、クレジットカードで支払うのに抵抗がある人は、有料アプリを購入しやすいと思います。
■ まとめ ● Android携帯が向いている人 ・色々と自分でカスタマイズしたい
・他の人と同じのは嫌だ
・縛られるのは嫌、自由性の高いのがいい
・スケジュールは携帯で管理する派だ(ウィジェットが使える)
・日本語入力支援アプリを自由に選びたい
・ビジネスや就活中などでFlashサイトを観覧することがある
・外出先でレポートや書類の整理をしたい(ファイル管理ができる)
・故障した時、なるべく安く済ませたい、代替機も使いたい
・ガラケー機能(ワンセグ、赤外線、おサイフ機能、防水など)
が使いたい
・どうしても譲れない携帯会社がある ● iPhoneが向いている人 ・カスタマイズするのは面倒、一通り使いやすいように最初から用意してもらいたい
・他の人と同じのが使いたい
・動作がなめらかな方がいい
・タッチ感度が良い方がいい
・安全性が高い方がいい
・携帯でゲームがしたい
・パソコンを使うのが、どちらかというと苦手
・有料アプリはクレジットカードではなく、プリペイドで払いたい
・手軽にiTunesと同期して、音楽を携帯に入れたい
・Appleの製品やサービスが大好き
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